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契約書作成手続き

契約書作成のメリット~ケンカは先に

貴方や貴社が、家を借りる、お金を貸す、他社から商品を購入する、他社と業務提携する等々、これらはいわゆる口約束ですませ、何もトラブルがなく目的が達成できれば良いのですが、借りた家に傷をつけた、期限になってもお金を返してくれない、買った商品に欠陥があった、提携相手が自社の秘密を漏らした等々トラブルが発生した場合、トラブルが発生してから事態を解決しようとしても、それぞれの当事者が好き勝手なことを言い始め、トラブルが解決できなくなる可能性があります。

そのようなとき、「ケンカは最初にしておけ」、起こりうる事態をあらかじめ想定し、このような場合には、このように解決しよう、「言った、言わない」を防ぐ最良の手段が、契約書を作成しておくことになります。

契約とは

契約の基本は、当事者の「合意」です。 そして合意とは、当事者が交わした「約束」と言えます。しかし、「契約」≠「単なる約束」なのです。
例えば、次のような例を考えてみましょう。

例) 東京に転勤になった福岡在住のXは、東京のYと住宅の売買契約を締結した。  
Xがそれまで住んでいた福岡の住居を売り払って引っ越してきたところ、Yは「売るのが惜しくなった」と言ってまだ住み続けていた。

この場合、Yの行為は『住宅の明け渡し』という債務の不履行を行っています。Xは、「住宅を明け渡せ」と要求して裁判を起こし、勝訴すれば、国家権力を使って合法的に明け渡しを実現できるし、生じた損害については損害賠償を請求できます。

つまり、国家権力を使って強制的に約束の内容を実現したり損害賠償を取ることができる(法的拘束力が生ずる)ところに、法律上の制度としての契約の意味があり、単なる約束と違うと言えます。

契約成立のプロセス

①契約成立前

  1. 契約交渉
  2. 契約締結:情報提供義務、説明義務、助言義務


②契約成立:申込と承諾


③契約存続中


④契約終了
「単発的契約=履行」
「継続的契約=期間満了・更新拒絶・解約申し入れ」
「共通=解除」

契約書作成手続きの流れ

①まずどのような内容の契約書を作成して欲しいのか、ヒアリング、打ち合わせを行います。
この際、貴社の商習慣、業界の通常の処理など、特殊な部分を特にお聞きする事になります。
↓      
②ヒアリングに基づいて、契約書(案)を作成します

③契約書(案)について、訂正、付け加え、削除など内容について念入りに打ち合わせを 行います。

④契約書(最終版を完成)、データ等にして納品
※その他、細かい内容については、手続きご依頼後の打ち合わせにて、ご説明致します。

ワンポイントアドバイス

これまで、いろいろなケースの契約書を作成してきて感じるのは、まず、ご依頼されるお客様にとって有利な内容の契約書を作成することの大事さです。契約社会であるアメリカなどでは、お互いの作成した契約書(案)を応酬しあうのが通常であるようです。先日も顧問先の企業と相手の企業との取引契約をチェックし、相手先企業の用意した契約書(案)に対し、顧問先に不利な条項の削除や、有利な条項の追加を求め、相手先企業の法務担当者と交渉を行いました。「口で言わなくてもわかっている」「相手はそんなことはしない」は、ビジネスの世界では通用しません。特に主張したい内容や不安に感じる内容は、契約書として、交わすべきです。 

報酬・費用について

  • 手続き
    契約書・念書作成
    費用
    なし
    報酬
    当法人報酬3万円(税別)~契約書の内容、打ち合わせの頻度に応じて左記金額は、アップさせて頂く場合もあります。
    総額
    3万円(税別)~

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