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アイリスだより2012年7月号

法令ニュース

 

アイリス事件簿(ニュース)!! 先月東京出張の帰りに東京スカイツリーを見てきました。上にこそ上れませんでしたが、私を含めみんな上を見上げ、デジカメやスマホをツリーに向ける人、人。坂本九の「上を向いて歩こう」ではないですが、「みんな下を見てうつむかず、未来や夢を見て、上を向いて歩こうよ」と、ツリーが呼びかけているようでした(角野)。




今月のトピックス ~ 長寿大国日本は長寿企業大国でもある? ~



日本の名だたる企業が赤字を大幅計上、お隣韓国のサムスンに抜かれ、710日の日経新聞では、日本が得意としてきたリチウムイオン電池の部材が、中韓の台頭でシェアを奪われる・・・という記事が。また、同日付の新聞に、米経済誌フォーチュンが発表した世界企業500社番付では、日本のランクインした企業数が中国に抜かれたとの記事。日々これらのニュースに接していると日本がどんどん沈下していっているように否が応でも思わされますね。ただし、何を基準として企業を捉えるかによって、ランク付けも大きく様変わりするのではないでしょうか。

 

1ヶ月程前になりますが、「100周年企業今年はなぜ多い?」とのお題の記事が載っていました。100年前の1912年は大正元年で、タイタニックの沈没もこの年度。興味深いことは、天王寺に「新大阪ルナパーク」という巨大な一大遊園地を作ったのもこの1912年とのこと。通天閣が100周年なのもこのことからですね。大正版バブルという雰囲気で好景気だったことを感じさせられます。記事には、大正デモクラシーの自由な気風も相まって起業ブームを生んだのだろう、との見解が載っておりました。大阪府内では、東洋紡績の130年、浅沼組の120年、大同生命の110年、シャープ、ヤンマー、吉本興業の100年・・・と続いています。創業200年以上の企業数となると、日本が世界で断トツナンバーワンに。近江商人の「三方良し」といった思想や、石田梅岩のような存在が、この日本の長寿企業を後ろから支えてきたのではないか・・・そんな印象を抱きました。これこそ目には見えない日本の知的資産と呼べる、大きな国有財産ですね。

 

とはいえ、帝国データバンクの調査によると、100周年を迎える前に、この10年間で3割弱の創業90周年の企業が消滅している、という悲しく厳しい現実も。「優秀な種が生き残るのではなく、環境変化に適応した種が生き残る」とは、かのダーウィンの有名な言葉ですが、しなやかに変化しつつも、したたかに検証し、自分の会社の使命、存在意義、そして一人一人の社員が社内での自分のポジションをしっかりと認識出来ている会社。そういう会社が、多少の荒波でもびくともしない、長寿企業の仲間入りを果たしていくのではないでしょうか。変化のスピードが100年前とは比べものにならない猛スピードの現在、創業した時の原点に立ち返る、という行動はますます重要になってくるのかもしれません。最後に100周年をむかえる吉本興業のスローガンと言葉を紹介します。100年も笑ってくれてありがとう。お礼も、笑いで返します。大阪のおかげで100周年。大阪おもろナーレ!大阪から笑いと元気を発信して広げていきたいですね。(山根)



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