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年末、年始はマイルス三昧でした

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 1月も半ばを過ぎ、またコロナのオミクロン株が流行していますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 年末、年始は、私角野はテレビよりも、趣味のジャズレコードの鑑賞の時間が多かったように思います。年末には、1昨年は行かなかった梅田の阪神百貨店恒例の中古レコードセールに出かけ、マイルス・デイビスのレコード2枚を購入。その流れもあり、家の約300枚くらい(?きちんと数えたことがありません)のコレクションのジャズレコードから、マイルス・デイビスのレコードを中心に15枚くらい聴き直しました。

 「マイルスを聴け!」という本が出ているくらい、ジャズを知らない人でもその名前くらいは知っているのが、ジャズの帝王マイルス・デイビスです。最近アマゾンでブルーノートを題材にしたドキュメンタリー映画「ブルーノート・レコード」を観ましたが、そこに出演していたウェイン・ショーター、ハービー・ハンコックがマイルスについて語るシーンがあり、ショーターがマイルスのものまねをするシーンは、秀逸です。

 確かにマイルスは、モダンジャズの歴史そのものを創り上げた第1任者であり、またジャズの形そのものを変革してきたチャレンジャーなのです。
マイルスと共演したジャズメンからは、ソニー・ロリンズ、レッド・ガーランド、ジョン・コルトレーン、ビル・エバンス、トニー・ウィリアムス、チック・コリア、ロン・カーター、そしてこの映画の出演者ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコックなどジャズの歴史を同じように創った蒼々たる面々が排出されています。まさにこれらの面々にとって、マイルスは師なのです。ただ、マイルスはトランペット奏者でしたので、同じトランペット奏者との共演がなく、優秀なトランペット奏者を生み出すことはなかったのは、仕方ないといえば仕方ないですが。

 マイルスのトランペットの魅力は、リリシズムの極みとでも言える、その静かな、抑制された音にあり、特にミュートペットの演奏は絶品です。その最高峰はキャノンボール・アダレイ名義のブルーノートに残されたアルバム「Somethin‘ ELse」中の「枯葉」です。実質は、マイルスがリーダーと言われているこのアルバムは、私も数十回針を落とし、聴いています(続く)。

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