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2011年話題注目商品から、売れるため、儲かるための秘訣を考えました

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 電通総研は、11月24日「生活者が選ぶ2011年の話題注目商品ランキング」を発表しました(フジサンケイビジネスアイ11月25日付)。これによると、1位は昨年に引き続きスマートフォン、2位はLED電球、3位は東京スカイツリー、4位以下は、なでしこジャパン、AKB48、芦田愛菜、ハイブリッドカー、防災グッズ・備蓄食、扇風機、地デジ対応大画面薄型テレビと続きます。


この結果を、電通総研の四元正弘ヒューマンインサイト部長は、「震災を機に自分が楽しむ『利己的消費』から、節電関連など社会に貢献する『利他的消費』へ変化したことが見てとれる。」と分析しています(同紙)。

「モノ」が売れない時代と言われ始めて久しいのですが、やはり人間が生きていく上で「モノ」が不要になることはないのは事実。実際私角野も上記ランキング1位の「スマートフォン」に今年の夏機種変更し、電子書籍、ネット閲覧、ナビ機能、カメラ機能などの便利さを享受しております。

数年前のビジネス書のベストセラーに「チーズはどこへ消えた?」(スペンサー・ジョンソン著)という、ネズミと小人を主人公にした寓話がありました。もともとチーズが置かれていた場所にだんだんとチーズがなくなった状況に対して、2匹のネズミが、別の場所を探し求めて元の場所から新たな場所へチーズを探しに出かけるという単純なお話です。このネズミの行動から2人の小人も、ネズミと同じように「新しい方向に進めばチーズが見つかる」と考え、元いた場所からの出発を始め、行動を開始するというものです。

毎年その年売れたモノのランキングが発表されるたび、不況と言われている時代にも、やはり売れているモノはあり、儲かっている企業があるのだなとつくづく思います。しかし当然のことながら、それは、毎年違う「モノ」なのですね。「チーズはどこへ消えた?」のネズミや小人と同じように、元いた場所に置かれていたチーズをあてにするのではなく、従来の考え方を捨て、新たな考え方で新しいチーズを求めることから、売れたモノが生まれるのですね。様々な環境の変化に対して、「進化」「変化」してきたのが人類の歴史であるように、我々が行うビジネスや商売も常に「進化」「変化」が必要なのだと思います。

ちなみに、先週話題にした山下達郎のアルバム「Ray Of Hope」は、今年オリコン1位を獲得しています。11月25日付の朝日新聞で、達郎氏は、「今は、人の心を慰めたり、癒したり、寄り添ったり。そういう歌じゃないと絶対ダメ。それが商業音楽の使命だと僕は確信しました」という内容をインタビューで述べておられます。「商業音楽」という表現が達郎さんらしいのですが、こうした「進化」「変化」がないと、CDが売れなくなった言われる「商業音楽」も生き残れないのでしょうね。ただライブでは、達郎さんは冗談交じりでご自分のことをしきりに「ガラパゴス」だとおっしゃっておられましたが…。

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