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クライマックスシリーズがプロ野球を面白くさせていない②

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 今年のプロ野球は、昨年に引き続きソフトバンクが勝ち日本一2連覇を果たしました。負けたのは、セリーグ3位でクライマックスシリーズを無敗で勝ってきたDeNA。クライマックスシリーズでは、伸び伸びプレーを各選手がしている感じで、リーグ連覇した阪神が何か萎縮しているようなプレーが目立ちました。
 11年前のこの「角野のひとり言」で、私はクライマックスシリーズがプロ野球を面白くさせていない、と書きました。この考えは今でも同じです。
 理由は、本当に同じ書き方になってしまうのですが、①12球団のうち、半分の6球団が日本一になる可能性があるおかしさ②クライマックスシリーズのたった「数試合」で、「100試合を超えるシーズン」の結果を覆すことのおかしさ③従って、日本シリーズの価値が非常に軽いものになってしまっている、という3点にあると思います。特に③です。
 確かに今年の阪神に限って言えば、クライマックスシリーズで、ホームである甲子園で1勝もできないというふがいなさを感じたのは、私だけではなかったと思います。せめて1勝でもして、リーグ優勝した意地をDeNAに見せて欲しかった。
 しかし、阪神は、シーズンではDeNAに勝ち越し、7.5ゲームも離して優勝しているわけです。そのシーズンの試合の意味は、日本シリーズ出場権の点では、どこにもありません。2位や3位チームの日本シリーズ出場をマスコミは「下剋上」などと呼びんでいますが、真の意味の「下剋上」とは、例えばシーズン途中で10ゲーム以上も離されている最下位チームが、最後にリーグ優勝することではないでしょうか。たった「数試合」のクライマックスシリーズの結果が「100試合を超えるシーズン」の結果を覆すことは、「下剋上」ではなく、単なる「ちゃぶ台がえし」に過ぎないと思います。
 ネット上では、著名な元プロ野球監督、元選手からこのクライマックスシリーズの廃止論が意見として表明されています。クライマックスシリーズがなかった頃には、9連覇を果たした巨人、一度も日本一になれなかった悲運の名将西本監督の阪急、近鉄、バース、掛布、岡田の85年の阪神の日本一、智将野村監督に率いられたヤクルトの日本一など、数々のドラマや感動がありました。リーグ優勝1位同士の真の意味の日本一を決める感動的な日本シリーズを見てみたいものです。

 

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