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お勧めジャズアルバムのコーナー⑤~ソニー・クラーク「クール・ストラッティン」

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 お薦めジャズアルバムのコーナー5回目です。

 今朝も事務所に来る前に、このアルバムを久しぶりに聴いてきました。写真のお洒落なジャケットで有名な、ソニー・クラークの「クール・ストラッティン」です。ジャズの名盤などの紹介本、解説本などに必ずと言っていいほどこのジャケットの写真が使われる位の、有名盤です。「ストラッティン」とは「気取った歩き方」とでもいう意味で、このジャケットの足が物語っていますね。

 このアルバムのリーダー、ピアニストのソニー・クラークは、リーダー、サイド参加含め30枚近くのLPを所有しています。一時中古レコード屋では、必ずこのソニー・クラークのレコードを探していた時期がありました。
 
 このソニー・クラークは、元々アメリカでは過小評価され、むしろこの日本で人気が出たと言われています。哀愁のピアニストと言っていいかも知れません。31歳の若さで、当時のジャズマンにありがちな麻薬のオーバードーズで亡くなっています。亡くなった後に、ジャズ・ピアニストのビル・エバンスが「ニューヨークからひばり去る」という曲を作ったくらい、リスペクトされています。

 推薦曲は、B面2曲目「ディープ・ナイト」です。クラークのソロから始まり、アート・ファーマーのトランペット、ジャッキー・マクリーンのアルト・サックスにつなぐこの曲は、まさに「ディープ・ナイト」、個人的には深夜のハイウェイでの車の運転を思わせる曲想です。哀愁漂う演奏です。

 私角野が、30年位前某国家試験の受験生だった頃に、受験生仲間であった同志社大出身のT君にこのアルバムを薦めたところ、「角野さん、このアルバム思った感じと違いました」と言っていたことを思い出しました。2人とも某国家試験はあきらめ、違う道を進みましたが、今頃T君はどうしているのかと、このアルバムを聴いて思い出しました。あれから色々なことがありました。

 いつも同じことを書いていますが、もちろんCDでも聴けますが、できればLPレコードで聴いてほしいです。いやー、本当にジャズって良いですね。

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