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アイリスだより2012年2月号

法令ニュース

 

 

 アイリス事件簿(ニュース)!! 昨年からマイブームが「論語」なのですが、数ある「論語」関連書籍で一番のお気に入りが「論語物語」(下村湖人著、講談社学術文庫)です。事務所、ベッド、電車、風呂でもう何度もページを開いております。下村湖人が昭和13年に書いたもので論語の内容をエピソード化し小さな物語にしたものですが、感動を覚える本です(角野)。

 

今月のトピックス ~ なぜ、何のためにはたらくのか? ~

 先日、ある大学での講義に呼ばれて、「社会人力養成ゼミ」の最終回へ参加してまいりました。学生は2回生が対象で約20名。対する社会人もほぼ同人数の合計40名ほどで、各テーブルごとに学生と社会人が席に着き、「なぜ、何のためにはたらくのか?」というテーマで話し合いました。5つ理由を挙げるように言われたら、みなさんは何と答えるでしょうか?とっさに思いつくでしょうか?

 社会人経験が長くなると、「働かなければならないのであって、わざわざ理由はない」という思いの方も多いかもしれません。私自身が挙げた項目は、①生活のため ②自己実現のため ③社会貢献 ④自己の成長のため ⑤まわりを幸せにするため となりました。まずは、働かなければお金を得られない、つまりは生活のため、ということで現実的なものが最初に思い浮かびましたが、働く=稼ぐ という図式になるでしょうか。そうであれば、もし、宝くじが当たり、大金が手に入れば働かないのか?という逆説的な質問も飛び出しました。イエスと即答した社会人の方もおられましたが、私自身は、やはり「はたらきたい」という欲求が沸々と湧き上がってくるのではないかと考えます。

 はたらくことによって、自分の存在価値を見いだすことが出来、役に立っている自分を感じ取ることで、何物にも代え難いものを得られ、④の自己の成長、自分自身への自信へ繋がっていくのだと思います。挫折や失敗を経験すれば、働く意欲が失せることもあると思いますが、「役に立ちたい自分」という欲求を完全に消し去ることは出来ないのではないでしょうか。ただ、①の生活や②の自己実現、④の自己の成長といった理由付けは、自分のため、自分中心の内容ですが、③の社会貢献や、⑤のまわりを幸せにするため、になると、自分ではなく、自分以外の他者との関わりが中心へとシフトしていますが、これこそ、究極の理由付けではないかと思います。はたらく、と聞くと、会社に行ってお給料を受け取って・・・というイメージですが、この中には、家事や、ボランティア、NPOでの活動なども含まれるのでは?という話もありました。また、はたらくとは、傍を楽にすること、という言葉も出ましたが、まさしく⑤の理由に結びつくところだと、我ながら納得した次第です。

  「働くことを通して、違う自分、いろんな自分に出会える」という発言をしたところ、とある社会人の方から、目からウロコでした、と言われました。「はたらく」という行為に自分を掛け合わせることで、いろんな自分が出てくる、一種の化学反応のようですね。そのプロセスで、粘土細工のように練りながら練られながら、今ある自分が作られてきたのだと思っています。それにしても、学生さんはしっかりされていて真面目で素直な印象に、自分の学生生活を思い出し恥ずかしくなりました(^^;) (山根)

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