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「だるまさんがころんだ」から考えるビジネス

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何度か少し堅い話が続きましたので、今日は先日遊びに行った時の、たわいもない話です。 

 先日の秋分の日の祝日、連休で遠出はさけ、よく行く万博公園に行ってきたのですが、子供を公園で遊ばせて、芝生で坐って休憩していたところ、大人の男性数人と、幼稚園から小学生くらいの子供たちが「だるまさんがころんだ」をして遊んでいました。お母さん達や祖父母、それ以外の子供達も含めて20人くらいのグループで、おそらく会社の同僚同士の家族のグループだと思われました。
 
  特にこの大人の男性達、年代は30~40歳代と思われますが、「だるまさんがころんだ」の、遊びぶり、その真剣さは、関係のない私が見ていても、その表情、動きのおもしろが伝わってきて、心から子供の時に遊んだ遊びに子供以上に楽しんでいるのが伝わり、こちらまで楽しい気分が伝わってきました。
 
  そこで、ふと自分自身が、小学生の頃に、神戸の裏六甲、自然豊かな唐櫃台(からとだい)という団地で同じ遊びをしていたことも思いだし、この光景を見てルールも思い出したのですが、どうも遊びの名前が違う。違う。私は、いや私たちは「ぼんさんがへをこいた」という言い回しを言い、目をつぶり、オニをしていたことを思い出しました。
 
 「ぼんさんがへをこいた」。あまり上品ではない、この言い回しは、「だるまさんがころんだ」と同じ10文字、すなわち10数えるということの代わりなのですね。
 
 つまり、同じ10を数えるのに、大阪では「だるまさんがころんだ」という上品な言い回し、神戸では「ぼんさんがへをこいた」という下品な言い回し。同じ関西地区なのに、実は大阪は上品な言い回しを使っていたことに、少しショック(?)を覚えました。つまり、やっぱり大阪も「ぼんさんがへをこいた」のはずだという、淡い期待が裏切られたのです。
 
 そういえば、神戸では「知っている」のことを「知っとう 」と言いますが、大阪では「知ってる」と言います。神戸と大阪、同じ関西、そんなに離れているわけではないのに、微妙に方言が違うのです。ちなみに家では私一人だけ「「知っとう 」と言います。
 
 以前探偵ナイトスクープという番組で「あほバカ分布図」という企画で、「あほ」と「バカ」の言い回しがどこで区分けされているのかを調査していましたが、「だるまさんがころんだ」はどこの地域から「ぼんさんがへをこいた」になるのか?まさか、大阪と神戸にその境界線があるのでしょうか?それともこれは、神戸だけなのか。
 
 ちなみに、この言葉や方言、ビジネスの世界でも決め手になるようで、たとえば中国の上海でビジネスをするためには、標準語の「北京語」では、相手にされず、「上海語」をしゃることができないと駄目なようですね。たとえば、、台湾では、学校では「北京語」日常会話は「台湾語」のようで、台湾の方は「北京語」は基本的にしゃべることができるのですが、上海でのビジネスのために「上海語」を勉強しているそうです。
 
さて、皆さんは子供時代「だるまさんがころんだ」と言っていましたか?それとも、それとも「ぼんさんがへをこいた」派でしたか?

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