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読まずに死ねるか?(2)

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 今は亡き俳優、文筆家の内藤陳さんの書名「読まずに死ねるか」をこの「角野のひとり言」で話題にしたのが、約1年前です。昨年末たまたま本屋で見つけた「BRUTUS 合本 危険な読書」(マガジンハウス)の記事の中に、「活字中毒者の本棚」とのタイトルで、この内藤陳さんの衝撃の写真が紹介されていました。
 
 本に埋もれた内藤陳さんがタバコを片手に本を読んでいる写真です。部屋中に積まれた本は、少し地震があれば倒れてきそうな勢いの様子。元々有名な写真なのだそうですが、私が見たのは初めてで、内藤さんのユニークさが伝わってきて、本当に本が好きだったのだと感じさせられます。

 かなり以前に、夜のテレビや、大林監督の映画にちょい役で出演していて、おもしろい人だと思っていましたが、この写真でまたファンになりました。

 ちなみに最近の私角野の読書は、三島由紀夫「告白」(講談社文庫)、寺山修司「幸福論」「さかさま世界史 英雄伝」(角川文庫)、「ガリヴァー旅行記」(岩波文庫)、「アルゴリズム思考術」(ハヤカワ文庫)、ジョーセフ・キャンベル「千の顔を持つ英雄」(ハヤカワ文庫)、ボルヘス「ボルヘス・エッセイ集」「エル・アレフ」(平凡社ライブラリー)、ラッセル「現代哲学」(筑摩文庫)、ジャレッド・ダイヤモンド「銃・病原菌・鉄」(草思社文庫)、石ノ森章太郎「トキワ荘の青春」(中公文庫)などなどです。もちろん全て読んだわけではなく、興味のあるところのつまみ読みです。

 「ガリヴァー旅行記」などは、最後の「フウイヌムの国」の章だけを今も読んでいます。私の高校時代の古典の講師のおじいちゃん先生が、この「ガリヴァー旅行記」のすごさを話されていたことを思い出し、読んでみました。おじいちゃん先生の言うとおり、子供の絵本の世界の話ではなく、当時のイギリスやその政治家、最終的には人間存在そのものを痛烈に批判する内容で、これは、現代の「BREXIT」をめぐるイギリスの混乱にも繋がる内容だと思います。

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