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「ほかになんかある?」の一言が仕事を円滑に進める!

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 仕事の基本である「報告・連絡・相談」、いわゆる「ホウ・レン・ソウ」を機能させる効果覿面の方法についてのコラム記事が印象に残りました。それは、フジサンケイビジネスアイ7月25日付「講師のホンネ」というコラム欄の黒岩禅氏という方の言葉です。この方は、TSUTAYA加盟店で従業員顧客満足1位の店舗のマネジメントを実績がある方です。

 その言葉は「ほかになんかある?」という上司からの部下に対する質問の言葉です。

 この記事にも書いているのですが、「ホウ・レン・ソウ」は部下からするものだという固定観念があります。しかし、そこは上司も一つ発想の転換が必要で、上司から部下に対し、積極的に「この仕事はどうなっているのか?」など進捗状況などの確認が必要なのですね。そして、上司が部下に対し、「どうなっているの?」と聞くのは、当たり前のことですが、それらを聞いた後で「ほかになんかある?」と聞くところが、この黒岩氏の手法のポイントなのです。

 日々上司も他の案件を抱えながら、またプレイングマネージャー的な役回りをしている場合が多くなっています。そうなると、部下が聞いてきたことには答えるが、それ以外は基本的に部下に任せるというやり方で仕事が進んでしまいがちです。つまり、上司も忙しいからです。

 しかし、部下に任せた案件で、何かトラブルが発生したようなケースでは、上司は部下からいち早くその報告を受ける必要があります。「何で早く言わなかったのか」ということにもなりがちです。報告が遅れる、あるいは報告そのものがないというのは、もちろん部下にも原因がありますが、報告を受ける上司の側にも原因があるといえます。上司が忙しそうで、報告する機会を失ったということも考えられます。

 私自身も日々仕事を部下に任せる形で仕事を進めていますが、自分自身で抱えている案件もあり、ついこの「報告」を受ける機会を逃してしまうケースもあります。また、先日もある会社で、社長が部下に対して、「そういうことを何で早く伝えてくれなかったのか」というケースにも出くわしております。このケースでは、会社にとって不利益な事態が進行中です。会社にとっての不利益な事態を防止する意味でも、「ほかになんかある?」と質問することは、悪いことやトラブルなどを部下が上司に言いやすく、さらに部下が困っていることについて相談しやすい雰囲気を作り出すのでしょうね。上司の側に報告、相談を受付ける余裕を感じさせるわけです。是非私も、「ほかになんかある?」という言葉を意識してこれから使ってみようと思います。

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